モノクローム ストーリー

今回の撮影はお盆を控えた高山寺。
お池の蓮はそろそろ花の盛りを過ぎようとしていました。

自分は今、人生のどのあたりにいるのだろう・・・
共に学び、共に笑った同級生の何人かは、すでにお盆に迎えられる側に旅立ってしまいました。
乾杯のビールを注ぐ時、1杯多く注いでテーブルにおきます。
「きっとここに来ているんでしょう? みんなで飲んでね」と心の中でつぶやきながら・・・

    どうか、同窓会に出られるような人生を送ってください。
    自分や家族に大きな問題がなく、健康であること。
    ある程度の経済的なゆとりがあること。
    夢にむかってすすんでいること。
    それがたとえ叶わなかったとしても次の夢をみつけ、自分らしく生きること。
    そして何よりも、あなた達の未来が
    同窓会を開けるような平和な未来であることを、心から望みます。
 
3月の卒業式の挨拶でお話した言葉です。